◎「背景の削除機能」で不要な個所をクリアしてみよう
Word2010以降の機能には、『図ツール』の中に「背景の削除」というのがあります。この機能を使って、画像の中の不要な背景部分をきれいさっぱり消すことができます。(PowerPoint、Excelにも、この機能があります。)
たとえば、この画像から、背景部分だけを切り取ったように編集加工することができます。
まず、WORDに貼り付けた画像をクリックして編集の対象にすると、リボンのタブに図ツールが表示されます。
そして、図ツールの書式タブをクリックすると、背景の削除アイコンが現れます。
①背景の削除をクリックすると、おおよそ、背景として認識された部分がピンク色に変更されます。
これだと残したい部分まで消えてしまうので、調整する必要があります。
白いポッチで囲まれた境界線のなかに、残したい部分が入るように、境界線を調整します。
白いポッチのいずれかにマウスポインタを合わせ、ドラッグすると、境界線の大きさが変わります。
②画像によっては、この操作だけで、残したい箇所だけが認識される場合もありますが、足の部分など、まだ背景として認識されているため、ピンク色のままです。
(ピンク色の領域が透明になる部分です)
このまま保存すると、
こんな感じです。
これでは、宜しくないので、背景として認識されてしまった部分を、対象物として残すようするために、その領域を、その箇所ごとに、その都度、指定して調整していきます。
③保持する領域としてマークをクリックしてやるとマウスポインタが鉛筆型に変更されるので残したい対象物を横切るようにドラッグします。ドラッグした部分にマーカーが表示され、その周囲領域が保持する領域として指定したことになります。ピンク色が解除されて削除対象から外されます。この操作を繰り返して、調整していきます。
③-1 今、おおよその位置で鉛筆型のマーカーをドラッグしました。
このように、 ⊕ の破線で解除された領域が対象から外れました。
③-2 同様にして、解除するおおよその領域をマーカーでドラッグしていきます。
ちなみに、小さい領域でしたらドラッグでなくても、クリックの感じでもOK。復活させる領域を全部処理していきます。
④逆に、背景として認識してほしいのに対象物として認識されてしまっている場合には、[削除する領域としてマーク]をクリックしてから、背景としたい領域の辺りを横切るようにドラッグします。
④-1 今、おおよその位置で鉛筆型のマーカーをドラッグしました。
このように、 ⊖ の破線で解除された領域が対象から外れました。
同様にして解除する箇所を処理していきます。
※この操作の際、WORDの右下に表示されているズームのスライダー表示倍率を大きくして操作した方が操作し易いです。
⑤でも、やはり、削除領域としたい場合はマークの削除をクリックしてから、表示されている ⊕ マークをクリックするとその領域が削除対象に戻ります。
⑥思い通りに対象物を認識させることができたら、最後に[変更を保持]をクリックすれば完成です。
というわけで、この機能を利用して、こんな画像サンプルに加工してみました。
もっと、いろいろなアイディアを考えて、楽しい画像加工をしてみませんか?
チラシ作りにも利用できますよ。
そうです。楽しく愉快に安全に。
ちょっと、やってみたい初心者の方、お気軽にご参加くださいね。
(Google AdSense)
コメントをお書きください